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永遠の大学生になるために

アラサーリーマンが永遠の大学生気分を味わう日記。就職活動関連記事や、ネタ面白記事、カップルのお話、映画、漫画、ゲームなどを書いていきます。

何故SEはメンヘラになりやすいか、現役が真剣に考えてみた

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SE(システムエンジニア)はよくメンタルヘルスの障害を起こしやすいと言われています。なので私は学生の頃から『SEにはなりたくないな・・・。』と思っていました。

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ですが、大企業に就職後、何故かエンジニアの部署に配属され、今はそこで働いているという、なんとも笑える状態になっています。

幸い、職場の方は良い人ばかりで、エンジニアの仕事が私にあっていたので、良かったのですが・・・。

※私は下位レイヤ担当で正確にはNE(ネットワークエンジニア)なのですが、SEと業務の質はあまり変わりません。また、社内ではSEと呼ばれています。

実際に業務を通して、何故精神疾患が多数発生するのかよく理解出来たので、今回筆を取るに至りました。

先に書いておきますが、私は仕事は好きですし、楽しんでやっています。ただ、周りで倒れた人や精神疾患で来なくなった人がいますので、確かに人によっては病みやすい仕事であると感じています。

NE視点で書いていますが、SEのメンタルヘルス疾患の理由と被る点も多いはずです。

 

エンジニア志望の大学生やSEやNEへ転職を考えている方が読んで、少しでもためになれば幸いです。

 

私の経験を踏まえて書いているので、もし同じエンジニアの方で『私の会社はこうだよ』という意見がありましたら是非コメント頂けると幸いです。

では、いってみましょう!

SEがメンヘラになりやすい理由

長時間労働

これは時期にもよりますが、案件が重なると長時間勤務が連続する状態となります。終電ギリギリまで仕事をして、次の日はまた朝早くから出勤して業務を行う事を繰り返していると、脳ががりがりと削られている感覚に陥ります。

睡眠不足により様々な悪影響が出ますが、休むと更に業務が溜まる為、無理をしてでも出社しなければいけません。※間に合わない場合、最悪は会社に泊ることもあります。

時期によっては、定時に帰れる場合もあるのですが、これは相対するお客様企業に依るので、労働者自身では調整する事が出来ません。

 

また飲み会についてですが、エンジニアは飲み会はあまりないです。基本的に自由参加で業務や自身の自由時間を優先して良い為、強制参加の飲み会はほぼありません。なので、SEだけの飲み会は出席率が50%を切ることもよくあります。

従って、飲み会が業務に大きな影響を与えることはありません。 

仕事でミスは出来ない

これが一番大きな原因ではないかと思っています。SEやNEは仕事の特質上ミスがほとんど許されない環境で仕事をしなければなりません。

例えばある企業が支社を新しく設立する場合を考えてみましょう。支社設立に伴い、社員のスケジュール管理システムを新たに導入すると想定します。システムに不備があれば社員はスケジュール管理システムを予定通り使うことが出来ず、大変な混乱が発生します。また、本社と支社の通信が不通であると、情報のやり取りが出来ず、これも大混乱の原因となります。

エンジニアの仕事は、ミスをするとハレーションが非常に大きいです。その為、どんなに忙しい時でも、失敗すること許されません。

延々とミスすることなく、ドミノ倒しのドミノを並べていくような業務が続きます。

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では、熟練社員は全くミスなくこのドミノを並べられるのかと言えば、答えは『No』になります。但し、熟練したエンジニアはその経験ノウハウからリカバリーが非常に上手いです。

例えドミノを建てるのに失敗し、崩してしまったとしても最低限の損害でドミノが倒れるのを止めます。そしてすぐに復旧させる事が出来るのです。このリカバリーが上手いエンジニアほどメンヘラにはなりにくく、逆に下手な人はメンヘラ化しやすい傾向があります。

論破されると反論が出来ない

これは人にもよりますが、私の一つ上の先輩が上記が理由で会社に来なくなったので入れました。

SEの仕事は全て理性的に進んでいきます。機械が相手ですので感情は入りません。従って、知識とノウハウの差で全てが決まります。

一つ例を出しましょう。

先輩が完璧に仕上げた、機器作業の手順を書いた資料について、熟練社員にレビューをしてもらったとします。熟練社員はその経験から様々なノウハウや知識を持っているので、資料が真っ赤になるほどダメ出しをしました。

先輩は完璧に仕上げたつもりでしたが、その真っ赤になった資料を持って自席に戻り再び手順の修正に着手しました。この時、反論は一切出来ませんでした。

反論が一切出来ないというのは、年次が上の人には逆らえない雰囲気があるとかではなく、ただ単純に熟練社員が言うことが客観的に見て、完全に正しいからです。先輩は反論の余地がないほどダメだしされたということです。

これは文系と理系の大きな違いだと思います。

文系の場合は業務に正解がない場合が多いので、反論出来る場合でも、ぐっと堪えなければならない事が多々あります。

しかし、理系で特にエンジニアの場合、機械相手だと正解はほぼ決まっています。後は知っているか知っていないかの話になります。その為、年次が下の人が反論した場合でも、それが正解ならば受け入れられますし、ミスを発見した場合は大いに褒められます。論理的な思考が何より重要視されます。

理系の方が理不尽さを感じることは少ないですが、その分正しい知識と経験・ノウハウが求められます。

ですが、入社当初は何の経験・知識もない為、かなり努力する必要があります。例え知識があったとしても、経験やノウハウは簡単には身に付かないので、何年かは頑張る必要があります。

その何年かは、他熟練社員に馬鹿にされる日々が続きます(SEの場合はぐうの音も出ないような正論をひたすら言われ、反論出来ない日々が続きます)。愛の鞭と捉えれば良いのですが、プライドが高い人は正論をずっと言われ続け、反論が全く出来ない状況が非常に辛く感じてしまうようで、知識を習得する前に止めてしまう人が多いです。

一人で抱え込むことが多い

これは、相対している業務にもよりますが、エンジニアにはこういう方が多いです。

本来ならば上司も業務内容の詳細を把握しておいた方が良いのですが、上司も忙しく、それが不可な場合に発生しやすくなります。

あなたの担当する企業のシステムやネットワークの概要を上司が理解する事は簡単ですが、細部をすぐに理解するのは難しいです。システムやネットワークが『人に依存する』と言われているのはこの為です。

それゆえ、詳細まで分かる人があなた一人しかいないと思い込んでしまい、業務を一人で抱え込みがちになります。

実際には他者に絶対に理解出来ないシステムやネットワークなど存在しないので、もしあなたが居なくなっても他の誰かがある程度時間をかければ理解可能なのですが、SEは責任感が強い人も多く、他者に無駄な時間を取らせる事を嫌う傾向が強いです。 

デッドラインがある

これも大きな原因の一つだと思います。もらう仕事には必ず納期が存在します。納期まで余裕があれば良いのですが、様々な事象が重なり、全く余裕がない場合も多く存在します。

しかし、どんな事情があろうと振られた仕事の納期には間に合わせないといけない為、無理が生じます。

例えば、ある企業が海外に新拠点を作るので、その海外新拠点と日本の通信を実現して欲しいと要望があったとします。システム導入も決まっており、新拠点のその後の日程も決まっているので、通信が出来ないと後工程に影響が出ると言われました。

基本的にエンジニアの仕事は納期に間に合わせないと、後工程に影響が出る事が非常に多いです。お客様からの要望は事前に通達している標準納期をオーバーしていますが、お客様も間に合わないと困る為、必死です。なのでエンジニアはここから地獄の調整作業が始まります。

あらゆる人(機器ベンダ、海外エンジニアなどなど)に頭を下げて、調整を行わなければなりません。

営業も病みやすい

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SEだけではなく、SL営業(ソリューション営業)も同様に病みやすいです。メンヘラ化のしやすさではSL営業の方が多いのではないでしょうか。

理由としては、負担が大きいことが挙げられます。通常の営業同様飲み会等も参加しなければなりませんし、また多くのITサービスを覚える必要があります。

SL営業の唯一の良い点は言葉を濁すことが出来る点です。

例えばお客様に機器やシステムの詳細仕様について聞かれた時に、営業は言葉を濁し、あとで技術担当に確認するなど逃げることが出来ます。 

逆にSEは言葉を濁すことが出来ません。 お客様から質問が来た場合は必ず正答を求められます。ここがSEの辛い点でもあります。

産業医面談の受診

私の会社は、1ヶ月の残業時間が75時間を超えると、強制的に産業医*1の面談が入ります。

私の会社は、比較的この面談をみんながきちんと受診する傾向があり、日頃の悩みを産業医に相談しています。(私も何回か受診したことがあります。)

 

エンジニアは極端にいうと、人間性を捨て機械と対話する仕事になります。人が行って無理が出てくるのは当然です。仕事で辛いことがあったのなら素直に相談する事が一番の解決策になります。

 

もし、勤務している会社に産業医が居ないのであれば、早めにかかりつけの心療内科を受診しましょう。※もし、かかりつけの心療内科が無い場合は、自分にあったクリニックを早めに見つけましょう。

心療内科を受診することも、カウンセリングを受けることも何も恥ずかしいことではないです。 

まとめ

以下、まとめます。SEがメンヘラになりやすい理由として以下が挙げられます。

  • 時期によって長時間労働があるから
  • ミス出来ない仕事が非常に多いから
  • 論理的に話が進み、論破されると反論出来ないから
  • 業務を一人で抱え込んでしまうことが多いから
  • 納期がきついことがままあるから

です。

私が実際にエンジニアとして働いていて、一番重荷に感じる部分はやはり『ミス出来ない』という部分です。勤務が長くなると、受け持つプロジェクトが段々と大きく複雑となる為、ミスった時の影響は大きなものとなります。

その為、非常に慎重になります。入社した頃と比べ、エンジニアとして何年も働くうちに、私はとても慎重な性格に変わりました。(学生の頃はもっといい加減な性格でした。)

 

エンジニアを目指す人は、この性格の変化が大なり小なり起こる事を肝に銘じておきましょう。業務を行っている時のみ、慎重な性格に変化する人もいれば、性格自体が変化しプライベートでも慎重な性格になる人もいます。(私は前者でした。)

 

ですが、大きなプロジェクトが無事に終わった時の達成感は何にも代えがたいものがあります。エンジニアは楽しいです!そして、何より得た経験・ノウハウ・知識は社会を生きていく上で武器になります。

 

あなたのエンジニアライフが実り多き事を祈って

ではでは

 

ウマキ

*1:企業において、労働者の健康管理を行う医師