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永遠の大学生になるために

アラサーリーマンが永遠の大学生気分を味わう日記。就職活動関連記事や、ネタ面白記事、カップルのお話、映画、漫画、ゲームなどを書いていきます。

妹に初彼氏が出来た時の父の顔を、私は一生忘れない

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さて、クリスマスが近いですね。皆さま如何にお過ごしでしょうか。

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この時期になると私は思い出す事があります。

それは、サンタを信じていた時、靴下にプレゼントが入っているかワクワクしながら寝ていた時の思い出や、彼女様との楽しいクリスマスデートでもなく、父の顔です。

そう、9年前の12月に、父が妹から初彼氏が出来た事を告げられました。私はあの時の父の顔を、きっと永遠に忘れません。

家族構成

私の家族は父、母、姉、私、妹の5人家族で、末っ子の妹は甘え上手なところもあり、家族の中でもムードメーカー的な存在になっていました。

父は男の私には厳しかったですが、女の姉と妹を可愛がっており、特に妹に対しては溺愛でした。やはり男親にとっては、女の子は可愛いものなのらしいです。末っ子ならなおさら・・・。

 

クリスマス前の重大発表

さて、例年クリスマスの日は家族で出かけて美味しいものを食べるのが日課になっていました。

父は毎年この時期になるとご機嫌で、どこに食べに行くかよく聞いていました。しかし、この年の妹は何故かそわそわした感じ。母も妹と同様そわそわしてました。

 

ちょっと気になったので、後で母と妹にどうしたのか尋ねてみると・・・

妹「実は、初彼氏が出来て・・・、クリスマスは彼氏と一緒にデートの予定が・・・」

ウマキ「おお、おめでと!それじゃ、父さんにそう言えばいいじゃん!」

母「あんた、何言ってんの!そんなこと、いきなり言ったらパパ卒倒しちゃうわよ!」

ウマキ「??」

 

この時、何故母と妹がここまで初彼氏が出来たことを父に報告する事に躊躇しているのか、私には分かりませんでした。なぜなら私は、きっと父も喜んでくれると思っていたからです。(元々私に初彼女が出来た時のリアクションも、ちょっと喜ぶ程度の軽いものでした。)

 

妹が父に初彼氏のことについて言えないまま日は経ち、いよいよクリスマス間近になりました。ある晩、妹は意を決したようで、父に話があるので晩御飯後で時間が欲しいと申し出ました。

妹が折りいった感じだったので、父は不思議がっていましたが、了承しました。

 

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晩御飯後、上図のように座り、妹が父に向って話し始めました。

妹「実は・・・」

父「んん、どうした?さてはクリスマス行きたい場所決まったんか?」

妹「今年のクリスマスの家族のお出かけ、私は行けない・・・。」

父「!!?」

 

 

妹「わたし・・・」

 

 

 

 

妹「彼氏が出来たからクリスマスはデートしたい!!!」

 

 

 

 

父「!!?」

 

 

 

ウマキは隣で聞いていて『お、やっと言えたな』くらいにしか思っていませんでした。父も、もう少し早く言えよ!と愚痴をこぼして、了承するだろうと思っていました。しかし、父の顔を見てその考えは変わりました。

そう、父の顔は・・・

 

 

 

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世界の終焉を前に、孤独に一人で佇んでいる老人のような、絶望的な生気の抜けた顔をしていました。

瞳の奥は底が見えない無限の闇を湛えて、半開きになった口元からは、身体の中に眠る精力や活力が全て溢れ出てしまい、空気中に霧散しているようでした。

よく見ると父の身体は小刻みに震えており、血の気が引いているのが分かりました。

 

 

父「・・・そう・・か」

 

 

そう弱々しい声で一言いうと、父は席を立ち、自分の部屋に戻って行きました。

残された4人は誰も言葉を発することなく、リビングはしばらく静寂に包まれていました。

 

ここまで父がショックを受けるとは全く想定していなかったので、私は驚きました。何より、父のあんな顔は初めてみました・・・。

もやもやする中、私は風呂に入りました。

風呂から出た後、父の部屋をそっと覗いてみると・・・、

 

ウマキ「!!?」

 

泣いてる・・・

私は20年間生きて、この時初めて父の涙をみました

父は酒も煙草もギャンブルもしない、厳格な人でした。おやじギャグを言ったり、良く笑う人でしたが、何があろうと決して泣くことはありませんでした。

小学生の頃、父が泣かない事について母に質問したところ「あの人は涙腺が無いから」と言われ、私はそれを本当に信じていました。

 

そんな父が・・・

泣いている・・・ 

 

私は静かに扉を閉じ、自室に戻った後、自分も何故だか涙が出ているのに気付き、泣きました。

 

父にとっての娘 

いまなら何となく父の気持ちが分かりますが、男親にとってやはり娘は息子以上に特別な存在なのでしょう。

父は基本的に長男の私に対しては、かなり放任主義でしたが、妹と姉に関しては過保護でした。特に歳の離れた妹はそれが強かったです。

このエントリーを書いていて、私は福満しげゆきの漫画の以下のシーンを思い出しました。

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親が生まれてくる子が男の子だと分かったシーン。『僕の小規模な生活(3)』より抜粋

  • 基本汚くて臭い
  • 高すぎるプライド
  • 哲学っぽい深みに入った感じに勝手に絶望
  • でも勃起
  • そして自慰

上記のように男は同性に対して、圧倒的に幻想を抱きにくいです。

私も同様ですが、もし息子が生まれてきて彼女が出来たと言われても、父と同様「良く頑張った!」くらいの感想しかもたないでしょう。

しかし、手塩を掛けて育てた娘が、どこの馬の骨か分からない輩を彼氏として連れてきた日には・・・。全国のお父さんは、この痛みに耐えているのですね・・・。

  

まとめ

父は辛いものです。私は子供の頃は理解出来ませんでしたが、大人になり、ようやく父が背中で語ってきたものが理解できるようになりました。

 

父は白髪が多い人でしたが、妹のあの発言を受け、また急に白髪が増えました。

最初は父は妹の初彼氏について認めていませんでしたが、時が経つに連れ、少しずつ受け入れられるようになったようです。

妹が大学に入り、朝帰りした時も初めは酷く怒っていました。しかし、それにも慣れ、その頃から、父の顔は悟りを開いた修行僧のような、全てを達観し、優しい顔つきに変化していきました。

父の心境の全ては分かりませんが、きっと全国のお父さんもこのような心境の変化を乗り越えているんだろうなと考えると、少し胸が痛んだのを覚えています。 

 

クリスマス、幸せに過ごしているカップルも多いかと思いますが、このエントリーを読んで、その笑顔の裏にお父さんの涙が隠れていることを少しでも思い出して頂ければ幸いです。

 

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ウマキ